グラフィックボードとしてNVIDIAのボードを入れているが、最近「nvUpdatusService サービスで、現在構成されているパスワードで .\UpdatusUser としてログオンできませんでした。次のエラーが原因です: ログオン失敗: 指定されたアカウント パスワードの有効期間が切れています。」という内容がイベントビュアーに残り(他にも関連するエラーが数個あり)
はて?と困っておりました。
頻度としては1〜2ヶ月程度なものでなんとも原因特定を出来ずにいました。
この現象はNVIDIAのコントロールパネルを開き、「ヘルプ」 → 「更新プログラム」で英文のエラーが表示されることでも確認できます。
初めのうちはドライバを上書きして改善したため最新のドライバをダウンロードし上書きしておりました。(これでもエラーは出なくなります。)
たまたまかのとは思いPCメーカー(購入時組み込み済み)に問い合わせるも、すでにアップデートにより出荷時のバージョンではないとサポートは出来ないと断られ自分で解決に乗りだしました。
一番注目したのが、アカウント パスワードの有効期間が切れです、もともとアップデートに際しパスワードを設定した記憶もないし・・・
そこで少し調べてみるとNVIDIAではアップデートに関してはセキュリティーの理由から自動でパスワードを設定しアップデートの際にそのパスワードでログオンしてサーバーに繋いでいるようです。
そこでこのパスワードに関連した情報を集めていたら一つ気になる情報を発見!
それはWindowsはデフォルトではパスワードの有効期限が42日に設定してあるとのこと。。。42日の根拠は分かりません
過去のイベントビュアーの履歴からこの発生頻度とこの42日が当てはまるかを検証してみると見事43日目でエラーが発生しています。 これは単なる偶然ではなさそうですので、パスワードの有効期限の設定関連を調査してところ次のようにすると「パスワードの有効期限を無期限」に出来ることがわかりました。
つまり、インストール時にパスワードを自動設定しているが、デフォルトで「パスワードの有効期限を無期限」になっていないために42日で有効期限が切れてログインインエラーとなっている。
Win7の場合のパスワード期限の設定
@スタート
Aコンピューターの上で右クリック
B管理を選択
C「コンピューターの管理」の右側の「システムツール」をクリック→「ローカルユーザーとグループ」とクリック
D「ユーザー」を選択すつと
・Administrator
・ユーザー名
・Guest
・UpdatusUser ←これがNVIDIAドライバのパスワードの有効期限を決めていた
UpdatusUser をダブルクリックすると「プロパティ」ウィンドウの「全般」のタブに「パスワードを無期限にする(P)」にチェックが入っていないことを確認。
※チェックが入っていて同様の症状の場合はこの方法では改善しません。
早速「パスワードを無期限にする(P)」にチェックを入れて「適用」、「OK」で設定してください。
この設定を行ってもこの段階では既にパスワードの有効期限は切れているわけですから、ドライバはインストールし直す必用があります。
ドライバーをインストールすると自動でパスワードが設定され、その設定されてパスワードの有効期限が無期限となうわけです。
ドライバのインストールは下記のURLから行って下さい
http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp
しかし、Administrator、ユーザー名、Guestなどはすでにチェックが入っていて無期限になっています。 基本的なところはデフォルトで「パスワードを無期限にする(P)」になっているようです。